「もうダメだと思ったけど、道はありました」
hosokawa
金光教平戸教会
「もう、無理かもしれないって…ふと思ったんです」
こんなこと、誰にも言ったことがありませんでした。
家族にも、友だちにも、職場の人にも。
…でも、どうにもならなくて、
とにかくどこかに行かなきゃ、って思ったんです。
そんなときに見つけたのが、
「お話を聴かせてください」って書かれた、平戸教会のページでした。
最初は、半信半疑でした。
宗教ってなんだか怖そうだし、
正論を言われたり、頑張れって言われるだけだと思ってた。
でも、違いました。
小さなお結界の前で、
展信先生が、ゆっくりうなずきながら、黙って耳を傾けてくれて。
私はなぜだか、泣きながら話していました。
言葉にできなかった気持ちも、
ぐちゃぐちゃのままの想いも、
「そうでしたか」って、ちゃんと受けとめてくれた。
話したからって、現実がすぐ変わるわけじゃない。
でもね、不思議と
「私はもう少し生きていてもいいのかもしれない」って
そう思えたんです。
あの日から、私の心には
いつでも戻ってこられる“場所”ができました。
また苦しくなったら、ここに来て、話していいんだって思えるだけで、
胸の奥が、すこしだけあたたかい。
もし、今あなたが、
誰にも言えずに抱えていることがあるなら――
どうか、一度だけでも話してみてほしい。
うまく話せなくたっていいんです。
あなたの気持ちに、ちゃんと耳を傾けてくれる人が、ここにはいます。
私は、あの一歩を踏み出してよかったと思っています。